日本人の特徴は何でしょうか?
和を尊ぶ、空気を読む、きっちりしてるーー日本人のイメージをみなさんお持ちかと思います。
でも各々で感覚は違います。
日本人って本当は冷たいよね
いやいや日本と言えばおもてなしでしょう
文化的な特徴を定量的にあらわしてくれる指標はないのでしょうか?
実はあります。
ホフステードの6次元モデルを使えば、文化の特色をデータに基づいて理解できます。
このモデルで導き出される日本人の特性は、以下の3点です。
- 完璧主義・成果主義
- 不確実性回避
- 長期志向
この記事では、ホフステードの6次元モデルを用いながら、日本文化の特徴の解説を試みます。
ホフステードの6次元モデルとは
ホフステードの6次元モデル(6-D model of national culture)は、文化研究の第一人者であるヘールト・ホフステード博士(Dr. Geert Hofstede)が中心となって考案したフレームワークです。
6つの指標を通じ、各文化の価値観を0-100で数値化します。
- 権力格差:権力の差異がどれだけ受け入れられているか
- 集団主義/個人主義:個人の利害がどれだけ優先されるか
- 女性性/男性性:結果重視の度合い
- 不確実性の回避:未知の状況を回避するため、どれだけ決まり事をつくるか
- 短期志向/長期志向:見据える未来が短期的か長期的か
- 人生の楽しみ方:人生を楽しむことが、どれだけ良しとされているか
100ヶ国・地域以上でのデータがあり、ある国の文化の特徴を、他の国の数値と比較することで明らかにできます。
世界における日本の特徴
ホフステードの6次元モデルで、日本と世界平均を比較してみましょう。
男性性と長期志向が、世界よりだいぶ高い……!!
標準偏差を見ると、不確実性回避も世界平均からは離れていることがわかります。
日本-世界比較(オレンジ箇所は日本が世界平均±標準偏差の外側の項目)
権力格差 | 個人主義 | 男性性 | 不確実性回避 | 長期志向 | 人生の楽しみ | |
日本 | 54 | 46 | 95 | 92 | 88 | 42 |
世界(平均) | 67 | 38 | 47 | 66 | 44 | 45 |
世界(標準偏差) | 21 | 21 | 18 | 21 | 24 | 24 |
男性性は、標準偏差の2倍より外側にいるのか!
世界平均と日本の数値を比較すると、日本に特徴的な文化要素は次の3つと言えるでしょう。
- 男性性
- 不確実性の回避
- 長期志向
男性性は世界と特に乖離があります。
ではこうした特徴が、日本での生活において、どのように表れているか考えてみましょう。
日本の特徴①男性性
男性性が強い傾向の社会(スコア55 – 100)では、社会的に成功することが重視されます。設定された目標は必ず達成すべきものであり、絶え間ない努力が求められ、その結果成功した者は周りの人々から賞賛されます。また、男女の社会的役割を区別しようとする傾向があり、「男らしい」「女らしい」という表現でものごとを解釈することが多々あります。
出典:宮森千嘉子(2019)「異文化理解のフレームワーク「ホフステードの6次元モデル」(3)アイデンティティ:男性性/女性性」
要は男女の社会的役割の差が大きく、成果主義な社会です。
そして成果のためには労を惜しまない。
成果とは何でしょうか。何を成果と見なすかは文化によって異なるのではないでしょうか。一番儲けることこそ成果と見なす文化もあれば、完璧に何かを仕上げる・道を究めることを成果とみなす文化もあるでしょう。日本の場合、後者のように思います。
すると日本の場合、男性性の成果主義は完璧主義と言い換えてもいいかもしれません。
確かに日本は完璧さを求めます。
「それ意味ある?」と思えるような資料のてにをはの細かな直しなんて、日本の会社では良く聞く話ではないでしょうか。
私も留学中、アメリカ人の同級生に「課題に力いれすぎだよ」と言われました。
コンビニやファーストフードにも一定のサービスの質を求めます。
しかしその「一定の質」も実は海外目線だと「高い質」だったりもします。
日本に暮らしてると当たり前に感じてしまうんですけどね。
アメリカ人の知人に日本のコンビニのクオリティの高さを力説されたこともあります。
日本の働き方や、日本人が求める商品・サービスの質は、決して当たり前ではありません。
同時に、完璧主義で成果を求める国民性が、息苦しさの要因ともなっているかもしれません。
日本と似た国・地域
日本の他に男性性が高い国はどこ?
スロバキア、ハンガリー等です。
男性性トップ5
スロバキア、ハンガリー、オーストリアは隣接しています。アルバニアも、この3国からそこまで離れてはいません。
日本だけなんだか唐突感……。
日本は、第2位という世界的に見ても極めて高い男性性を記録しています。しかもトップ10を見渡しても、アジアからランクインしているのは日本だけです。なかなかに異質です。
スロバキアやハンガリーも日本みたいに完璧主義なの?
そうとは限りません。
男性性は、いかに成果に重きが置かれているかですので、完璧主義と同義ではありません。
また高い数値が、文化としてどのように表出するかは国によって違うでしょう。男性性以外の文化要素とも絡み合いますし。
例えば、ハンガリーは社会的規範が緩い国であるのに対し、日本は厳しい国です。社会的規範が厳しい中での成果主義と、緩い中での成果主義は様相が自ずと異なるでしょう。
ただ、根っこのところで考え方の方向性は似通っているのかもしれません。
それにしても、アジアで日本だけなぜ突出して男性性が高くなったかは不思議なところです。他の東アジア諸国も、男性性が高くはあるのですが、日本ほどではありません。
日本と反対の国・地域
日本とは逆に男性性が低い国はどこ?
北欧諸国の男性性は低い傾向にあるようです。
女性性(=男性性が低い)トップ5
トップ10まで範囲を広げると、デンマークやリトアニアも入ってきます。北欧、バルト3国は地域的にも似通っていますので、地域特性はあるのかもしれません。
地域性を超えて高い男性性を記録した日本は、やはり珍しいのでしょう。
スリランカもアジアで唯一、女性性トップ10です。これまた目立ってます。
女性性の高い国は、男性性の高い国とどう違うんだろう?
成果を追求しすぎない傾向にあるようです。
スウェーデンにはラーゴムという概念があるそうです。
スウェーデン人の精神に深く染み込んでいる概念。“多すぎず少なすぎず”というふうによく説明されますが、つまりは、自分自身にとって、ちょどいいバランスを見つけること。たとえば、いい湯加減なら「ラーゴムなお湯」、適切な働き方なら「ラーゴムに働く」、はき心地のいいズボンなら「ラーゴムなズボン」。このようにどんな文脈にも使える言葉です。
出典:東洋館出版社(2018)「「私にとって、ちょうどいい」が一番。スウェーデンの幸せ哲学“LAGOM(ラーゴム)”な暮らしの実践が1冊に!」(太字・下線は筆者)
まさしく女性性をひとつ体現した概念ではないでしょうか。成果のために死力をつくすのではなく、丁度よい塩梅で生きていく。
別に日本だって、ラーゴムなライフスタイルは良いものと見られているような気がするけど?
憧れはありつつ、実際の生き方は男性性寄りになっているのが日本なのかもしれません。
「ゆとり教育」や「頑張りすぎない」と敢えて標榜しなければならない辺り、日本文化と女性性は確かに遠いのだろうと感じます。良い悪いの話ではなく。
ここまで男性性の数値に差があると、日本とは価値観もあまりに違うんだろうな……
ひとつの指標だけで判断するのは危険です。ただ、違いがあるかもしれないことを念頭に置いた上でコミュニケーションを取ることもまた大切です。
価値観に埋められない溝があるのであれば、北欧のライフスタイルが日本で賞賛されることもなかったでしょうし、イケアなどの北欧企業が流行ることもなかったはずです。
男性性の数値は確かに違うかもしれませんが、だからといって分かり合えないわけでは全くありませんし、共通項だってあるでしょう。
違いを認めたり、共通点を発見したりすることもまた、異文化コミュニケーションの醍醐味です。
日本の特徴②不確実性の回避
不確実性を回避したいという傾向の強い国では、予測可能性を高めれば不確実性を回避できると考えるため、多くの成分化された規則、制度があり、日々の生活の中にも様々な慣習的な規則があります。なぜなら、人々が不安やストレスを感じやすく、それをできるだけ避けるために、ルール、仕組み、約束事を感情的に必要としているからです。
出典:宮森千嘉子(2020)「異文化理解のフレームワーク「ホフステードの6次元モデル」(4)不確実な未知の出来事に対する対処法:不確実性の回避」
- 細かすぎる校則
- 詰込み型の教育
- 終身雇用制
- 旅行会社の用意する至れり尽くせりの旅行プラン
- 会社での根回し
- 投資ではなく貯金にお金をまわす傾向
すべてに不確実性の回避が関係していそうです。
校則だとか詰め込み教育だとか……不確実性の回避って悪いことばかりなの?
そんなことありません!
不確実性が低ければ、安心して目の前のタスクに集中できます。
品質にバラつきの少ない商品・サービスならば、安心して利用できます。
日本がこれだけ災害に強いのも、電車があれほど時間通りなのも、不確実性を減らす国民性あればこそでしょう。
不確実性を減らす日々の積み重ねは、トヨタで有名なカイゼンそのものですし、ジャパンブランドへの信頼にも繋がっているのだと思います。
海外でビジネスの現場でも、「日本は意思決定まで長いけど、一度決めたらやる」との日本イメージがあるように感じます。
日本と似た国・地域
日本以外、どんな国が不確実性を回避しがちなの?
ギリシャ、ポルトガル、ウルグアイなど南欧・中南米の国々が上位です。
不確実性回避トップ3+日本
ギリシャやポルトガルが日本より上なの!?
ギリシャやポルトガルも、多くのルールや慣習を構築し、不確実性を回避しています。
例えば、ホフステード博士によると、不確実性回避の数値が高い国々は警察の人数も多い傾向にあります。
ギリシャもポルトガルも、人口あたりの警察官の人数がEU上位です。
警察官の人数(人口10万人あたり) EU上位5か国
警察官の人数とも関連しますが、ギリシャは公務員の多さでも話題になったことがあります。財政危機の頃、公務員は労働人口の5人に1人とも言われていました。安定的な生活が望める不確実性回避の現れのひとつでしょう。
なお、不確実性を回避する傾向が同じだからといって、回避の仕方が日本とギリシャやポルトガルと同じになるかと言うと、それは違います。文化の表出の仕方はひとつの指標だけで定まることはありません。
例えば、不確実性回避の値が高い国々の中で、日本は男性性が極めて高いです。
不確実性回避傾向トップ国の男性性
男性性は成果主義との関連が強いです。成果を絶対視しつつ不確実性を回避するのと、成果をそこまで重要視しない中で不確実を避けようとするのでは、やり方が大きく異なっても不思議ではありません。
日本と反対の国・地域
逆に不確実性を回避しない国ってどこ?
不確実性回避の値が最も低いのはシンガポールです。
不確実性回避の低い国
シンガポールって、かっちりしているイメージがあったけど……
かっちりしているからといって、不確実性回避傾向が高いわけではありません。逆もまた然りです。
シンガポールに細かな規則が多いのは、不確実性の回避傾向よりも、権力格差の大きさや社会規範の厳しさに理由が求められそうです。
権力格差が大きいということは、上意下達の文化です。法律は命令でもありますから、法律の多さと不確実性を受け入れる精神性は共存しうるでしょう。
不確実な未来を受容するメンタリティと細かなルールにも対応するスキルを兼ね備えた国民性と言えるのかもしれません。
シンガポールと日本、林立する高層ビルは似ていても、通底するものはだいぶ違うのか。
違いを知るのも、異文化を学ぶ楽しみのひとつですね!
日本の特徴③長期志向
長期志向の社会では、将来成功するために教育に投資し、他の国から学ぶ姿勢があります。仕事はハードに勤勉、たとえ結果が出るのに時間がかかっても、粘り強く、辛抱強く努力します。
出典:宮森千嘉子(2020)「異文化理解のフレームワーク「ホフステードの6次元モデル」(5)今すぐ結果を求めるのか、先を見据えて投資するのか:短期志向/長期志向」
言わば成長マインドセットです。
「頑張れば報われる!」「毎日のコツコツとした積み重ねが大事」と子供の頃から聞かされて育った方も多いのではないでしょうか。
私の小学校では、二宮金次郎像が置かれていました。働きつつ、勉学にも励む。勤勉と勤労の象徴です。辛抱強い努力などまさに長期志向の体現です。
コツコツが大事とはわかっていても、できるかどうかは別問題……
行動に移せないのは私も同じです……。
でも、コツコツがや長期的な視点が大事と知っているだけでも、世界的にはユニークかもしれません。
MBA留学をしていた際、組織行動論の授業で、教授が成長マインドセットの大切さを説きました。「こんな一般常識をなんでわざわざ教えるんだろう?」と思いました。校長先生の訓話のように思えたわけです。
でも日本が世界的に見ても長期志向の値が高いことに鑑みると、実は成長マインドセットの考え方は、世界基準だと当たり前ではないのかもしれません。
「もっと長期的な観点で考えてみようよ」「もっとコツコツとステップを積み上げていこうよ」
海外とのコミュニケーションでそう思うことがあれば、相手には無い視点をもたらすチャンス、と考えてみてはどうでしょうか。
日本と似た国・地域
他にどんな国・地域が長期志向なの?
東アジアばかりです。
長期志向の国・地域トップ5
日本ばかり数値の高かった男性性・不確実性回避と異なり、長期志向には地域性が見えますね!
社会心理学者リチャード・E・ニスベットは、東アジアのこうした長期志向を、万物は流転するという世界観ゆえだと説明しています。
最も重要なのは、東洋人にとって対象物の属性は必ずしも安定的なものではないということである。西洋では、算数が苦手な子どもは「数学的能力が乏しい」、場合によっては「学習障害がある」などとみなされやすい。東洋では、そうした子どもは「もっと一生懸命にがんばらなくてはならない」「その子の先生がもっと努力すべきだ」「学習環境を変えるべきだ」などと考えられる。
出典:ニスベット, R.E.(村本由紀子訳)『木を見る西洋人 森を見る東洋人 思考の違いはいかにして生まれるか』p.174
「才能がない」として諦めるのではなく、「まだまだ頑張ってみる」というのは東洋的な考え方なわけです。
一時期、成長マインドセットやGRIT(やり抜く力)が取り沙汰されました。いまもかもしれません。
先ほど、長期志向は言わば成長マインドセットだと申し上げましたが、GRITの要素も多分にあります。
「粘り強く、辛抱強く努力」なんて、まさにGRIT!
成長マインドセットにせよ、GRITにせよ、ともにきっかけはアメリカ発の書籍だったように思います(『マインドセット「やればできる! 」の研究』、『やり抜く力』)。
しかし実は、成長マインドセットもGRITも、日本、そして東アジアにもともと染みついている概念だったわけです。
日本での当たり前が、海外で「面白い」「価値がある」と見なされた事例と言えるかもしれません。
日本と反対の国・地域
日本とは逆に短期志向の国ってどこ?
短期志向の値が顕著な国々は、中南米・中東・アフリカに位置しています。
その他、アメリカやオーストラリアも短期志向です。
短期志向(低い長期志向)の国・地域トップ5
長期志向寄りの日本にとって、短期志向の特徴から学べることは少なからずあると思います。
まず、短期志向の特徴は何でしょうか。色々とありますが、今回は次の2つに注目します。
出典:宮森千嘉子(2020)「異文化理解のフレームワーク「ホフステードの6次元モデル」(5)今すぐ結果を求めるのか、先を見据えて投資するのか:短期志向/長期志向」
- 努力はすぐに結果に結びつくためにします。
- 余暇は重要です。
努力はすぐに結果に結びつかなくてはならないという考え方は、強みを伸ばすことへの注力につながると考えられます。強みを伸ばした方が、結果には結びつきやすいでしょうから。
アメリカのギフテッド教育は、そんな短期志向のひとつの現れと言えるかもしれません。
もちろん、個人主義など他の文化要素も多分に影響しているとは思います。
余暇の重要視も、「老後のために、まだ暫くがんばる」となり言った長期志向に取って、学ぶところが大きいです。今を楽しんでこその人生という側面はありますから。
言い方を変えると、「ワークライフバランスを大切にする」というところでしょうか。
強みを伸ばすって最近よく聞く気がする。
ワークライフバランスも最近のキーワードのような。
GRITや成長マインドセットといった長期志向の考え方がアメリカで注目される一方、強みやワークライフバランスの考え方が日本で浸透する。互いの長所が溶け合ってきているのかもしれません。
まとめ:日本文化は防御・努力・勝利
①男性性(完璧主義・成果主義)、②不確実性の回避、③長期志向の3点が世界と日本の違いだとデータから見てまいりました。
- 至れり尽くせりのサービス
- ゼロリスク思考
- 耐えがたきを耐える様
確かに心当たりがあります。
週刊少年ジャンプでは友情・努力・勝利が合言葉ですが、日本文化の合言葉は防御(不確実性の回避)・努力(長期志向)・勝利(完璧主義・成果主義)かもしれません。
これからの時代、日本文化も変わってくんじゃない?
そうかもしれません。ただ、一般的に国民文化は変わりづらいようです。
日本の文化の特徴が防御・努力・勝利だからといって、日本人が全員そのような性質を持っているわけではありません。
不確実性に極めて寛容な日本人も、短期志向の日本人も、もちろんいることでしょう。
ホフステードの6次元モデルが描き出す国民文化の傾向は、あくまでその国・地域の全体としての傾向です。また文化の優劣を論じるものでもまったくありません。
最終的には、人間はみんな違います。
ただ、文化傾向の知識は、異文化コミュニケーションで相手との違いを理解する大きな手助けになるはずです。
この記事がその一助となれば幸いです。
おことわり
「かもしれません」ばかりで、えらく歯切れが悪くない?
文化を断言するのは、なかなか困難で……すみません。
でもホフステードの6次元モデル自体は研究に則ったものなので、是非とも参考にしてください!
オススメ書籍
多文化世界 違いを学び未来への道を探る(著:G. ホフステード他)
ホフステードの6次元モデルの教科書とも言える一冊。権力格差・集団主義/個人主義・女性性/男性性・不確実性の回避・短期志向/長期志向・人生の楽しみ方の各次元について、概要・傾向・指数の詳細・高い数値/低い数値の背景・将来などを解説しています。ホフステードの6次元モデルが確かな学術研究によるものだとわかります。
経営戦略としての異文化適応力 ホフステードの6次元モデル実践的活用法(著:宮森千嘉子、宮林隆吉)
ホフステードの6次元モデルを、日本人およびビジネスの文脈にあてはめた一冊。日本人が海外でビジネスを行う際に直面しそうな事例がたくさん出てきます。具体論が豊富なので、「海外ビジネスで感じたあのフラストレーションは、文化の違いゆえだったかも!」と気づきが得やすい本だと思います。CQ(文化の知能指数)を高める実践法も紹介されています。
参考書籍・サイト
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